![]() 【朝青京都商工会支部】 ![]() 「商工会職員とは何か」を、朝青活動を通じて考察する 京都府商工会は府商工会とともに右京、中京、西南、左京、西陣、山科、南、西、伏見、南山城、三丹、口丹の12の地域商工会で編成されている。ここに現在約30人の朝青世代職員が在籍し、「青年先駆者獲得運動」と称して独自の運動を展開している。運動目的は若い商工会職員の団結と活性化をはかること。運動を通じて、朝青京都商工会支部は日に日に団結力と実力を養っている。 上半期と下半期に分かれて行なう運動の基本課題は、毎週土曜日の学習会および研究発表会、各種文化活動とサークル活動。他にも愛校活動の一環としてプルタブとベルマーク集めを班別に行なっている。学習は政治学習と実務学習の二つ。特に実務学習は「ライブドアによるニッポン放送株取得に伴う日本経済の行方と動向」「社会保険、労働保険の現行と動向」など日本の現行法や時勢に合わせて学ぶ。財務管理ソフト使用法など、直接業務と連動する内容も行なう。中でも事業計画を商工会幹部らの前でプレゼンし、架空の事業資本金を得る形式で行なった「マネーの虎」は大好評だった。サークル活動は男性はサッカー部、女性は各自趣向に合わせ行なう。
この運動がスタートしたのは2004年1月(18期)。2004年8月に19期(期の数次は商工会独自のもの)を迎えた当初、90年代末まで約60人程いた朝青京都府商工会支部のメンバーは半数にまで減っていた。転換期を迎え常任委員たちは少人数でも密度の濃い朝青活動をしようと奮い立った。だが現実は厳しく、「仕事さえちゃんとしていれば朝青活動は必要ない」という風潮がまかり通ろうとしていた。土曜学習は通常業務ではないからと軽視され、遅刻者が後を絶たず参加態度も怠慢で「学習なのかお茶会なのかわからない」といった状態だった。18期に「朝青活動についてどう思うか」のアンケートを行なった際、否定的な意見が大半を占め、解決をみないままだった。 事態を重く見た常任委員たちは、商工会での朝青の必要性について意見を一致させることにした。金俊之文化宣伝部長は「僕自身は朝青活動を習慣として捉えていた。かといって若いメンバーの『なぜ?』に答えられなかった。だから全員が一度原点に立ち返って考える必要があったのです」と話す。 討論の末、末永く同胞社会が存続するためには今の若い商工会職員が民族性と同胞社会に対する責任感を高め、より良い貢献をするために朝青活動が必要だという見解を得た。そして皆が自分自身を単なる労働力としての「人材」ではなく、同胞社会の未来を担う「人財」と位置づけ、その存在意義を感じられる場は朝青活動以外にないという結論に至った。
また前期のアンケートを読み返すと、熱心なメンバーによる手厳しい指摘も少なからずあり、襟を正す思いだったという。プルタブ集めについて「常任委員自身がちゃんと集めてない」など、書き込みからは有言実行の大切さを感じさせられた。 そこで常任委員は、メンバーの声に耳を傾け連帯感を維持することを原則として掲げることにした。まず、頑張っている人を土曜学習の場で大々的に表彰し機関紙『蜜蜂新聞』でもクローズアップ、期間中最も頑張った人にMVPを授与するなど雰囲気づくりに力を入れた。消極的な人には言葉で諭すのではなく出来るだけ役職を与え、共にやっていく意識を促した。食事会や文化行事をたくさん企画し、そこで普段話せないことを話し合う努力をした。政治学習では在日朝鮮人運動で過去に活躍した人による講義や、ウトロ問題、朝鮮半島と国際情勢についてなど多方面的な内容を取り入れ、討論を重ねた。 すると目に見えて変化が起こり始めた。土曜学習の参加態度が改善され各自、討論での発言内容もレベルアップし、それまで消極的だった人が先頭に立つようになった。さらにサークル活動でも士気が上がり、サッカー部が昨年7年ぶりに京都予選を勝ち抜き中央体育祭に出場した。
最大の成果は、多くのメンバーが地域の朝青活動で中心的役割を担い始めたことだ。常任委員の一人は「逆の例が全くないことから見ても、商工会支部の朝青活動が功を奏しているのだと思います」と話す。中でも現在、商工会支部のうち7人が勤務地域や居住地域の支部でウリマル講師を務めている。伏見支部で講師を務める許元樹さんは「同胞社会は今、10年〜20年後を容易に想像出来ない状況です。商工会での朝青活動を通じて、自然と地域に対する使命感が強まります」と話す。 通常業務にも、良い影響が表れた。現在ほとんどのメンバーが社会保険労務士をはじめ簿記などの資格を有し実務に貢献しているが、朝青活動に積極的になるにつれ「もっと資格を取得したい」と前向きな意見が出るようになった。 昨年末、兵庫県商工会に不当捜査が入った時には多くのメンバーが駆けつけ、ともに闘った。不当な圧力を目の当たりにして皆は、団結の重要性を改めて感じたという。今後も朝青京都商工会支部は運動を通じて同胞社会の未来を担う一員として結束力と実務能力を高め、本分を果たすことを誓う。 |













