GOGO朝青 セーシデウリムデ【2007.1】

【朝青東京都商工会支部】


正しいイメージを持ってもらえるよう積極的に活動する
 全国各地で生活する60万人の在日同胞の中には、飲食店オーナーや会社経営者も含まれている。そんな同胞商業者の企業活動に関わる経理、財務、経営のサポートや、様々な権利擁護と生活向上を目的としているのが在日本朝鮮商工連合会(商工会)である。1946年に結成された商工会は、現在45都道府県に地方商工会を設置している。商工会は社会奉仕活動も行なっており広範な同胞たちの力となっている。そんな商工会――東京都商工会に勤める朝青世代の商工会イルクンの支部が、朝青東京都商工会支部だ。


 朝青東京都商工会支部は、都商工会の朝青員たちが支部活動を通じて、互いの連帯を深め商工会の仕事を力強く行なっていけるよう努めている。現在1〜3班までの3つの班があり、9人の常任委員を中心に、各地域にある朝青支部にも負けない色濃い支部活動が展開されている。例えば、商工会の仕事をする上で必要不可欠な法律の知識や実務スキルを磨く学習会を積極的に開く。また忘年会や新年会、マラソン大会などの楽しいイベント、2カ月に1回の班モイム…と、年間を通じて様々な活動が行なわれている。仕事に行き詰まったり悩んだりする人がいれば親身に相談にも乗り、同じ商工会のイルクン同士励ましあう重要な場になっている。商工会に勤めている朝青員たちの学びの場、楽しみの場である商工会支部は、朝青という若い枠で様々な問題を解決しているのである。そんな朝青東京都商工会支部では現在、多くの同胞青年たちに「商工会」をアピールする活動を行なっている。


 商工会支部は2006年6月24日、支部単位では初となる朝鮮大学校経営学部4年生との交流会を催した。この交流会は、卒業後商工会に所属・関係する人が多い経営学部の卒業班に、商工会事業を宣伝し正しい認識を与えることを目的とした。また経営学部学生の社会実習(毎年9〜10月)以前に交流会を開くことで、商工会での実習をより実利的に行なえるように促すのも一つの趣旨であった。
 交流会では、まず2005年60周年を迎えた東京都商工会の紹介ビデオや、一日の業務内容をまとめたビデオを上映。そして同胞社会における商工会の位置と役割、業務内容及び朝青活動の解説が行なわれた。班別座談会では、普段聞けないような朝大生の突っ込んだ質問にも真摯に答え、最後は食事会で交流を深めた。参加した朝大生たちは、商工会が何をする場所なのかなどの基本的な知識、現在のイルクンの姿から、商工会に対する具体的なイメージを持つことが出来た。また実習に向けて自分たちが何をすればいいのかを学べたそうだ。
 商工会支部と経営学部4班の交流モイムが実現したのは、2004年の事。前々期の商工会支部3班が班単位で行なったのがきっかけだった。当時班長だった宋哲守文化宣伝部長は「当初は商工会支部3班を盛り上げるために、どこか他機関と交流会をしようと思っていました」と当時を振り返る。交流を意義あるものにすべく、朝大の経営学部に絞ったのだった。「商工会イルクンはほとんどが経営学部出身。それなのに朝大には、商工会に対する具体的なイメージがない学生が多い。自分たちもそうでした。商工会の仕事の楽しさ、やりがいを直接伝えたかった」。結果、交流会は大成功に終わった。そして昨年、班単位から支部単位で交流会を行なうことになったのだ。
 今回の交流会を開くにあたり商工会支部は、学生たちからアンケートを集計し現状把握から始めた。経営学部卒業班がどういうクラスで、どういう学生が多いのか、また商工会に対するイメージや商工会への疑問を事前に把握することで、学生たちのニーズに合った交流会を作ることが出来たのだ。交流会に参加し、社会実習を終えた朝大生の中には「地方出身にも関わらず、東京都商工会に入りたいという学生もいました」(李伸鎬学習部長)という。商工会を正しく伝えることが出来たからだ。「学生時代、自分たちも商工会のことを知りたかった。だったらこちらから積極的にアプローチしていこうと。学生、朝大教員、そして商工会支部朝青員の要求、全てが一致したからこそだと思います」と、呉智成副委員長は交流会の成功を分析する。


 商工会支部はこのように積極的に活動することで、商工会を若い世代にアピールしている。商工会の仕事の対象は40〜50代がほとんど。しかし朝青年代にも会社経営者や飲食店経営者は確実にいる。そんな同胞青年たちにも商工会を知らしめ、そしてその力になることは、朝青に多種多様でより多くの同胞青年を集めることにつながっていく。まずは知ってもらうことから始めている商工会支部では現在、金舜寛編集部長を中心にホームページの作成も行なっている。 「朝青世代が商工会の実働部隊です。若い商工人たちに商工会を知ってもらって、役に立っていきたいです。そのためにも若いこの時期、朝青員みんなで同じ方向性を持つことは大切なことだと思います」(金正剛委員長)。商工会支部は今後、商工会にとって重要な3月の確定申告に向けて、昨年改正された税法を詳しく知るための1泊2日の学習会も行なう予定だ。実務能力を付けてこそアピールも出来る。朝青東京都商工会支部を通じて、より多くの同胞青年たちが集まる日は近い。






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