GOGO朝青 セーシデウリムデ【2006.8】

朝青岡山県本部 朝青員全員の力で対外事業を推し進める


 6月11日、旧岡山朝鮮初中級学校(現岡山支部)にて、朝青岡山が主催する在日同胞青年と日本人との合同イベント「ダイアローグ(=対話)」が行なわれた。今回は6.15共同宣言6周年を記念した「ダイアローグV岡山6.15杯ミニサッカー」が催され、朝青、留学同、民団青年会、「韓国」留学生会、吉備国際大学、川崎医療福祉大学、南朝鮮留学生、友好的な日本人など、様々な団体・個人の80人を超える参加者たちで賑わった。1部のミニサッカー大会では各団体でチームを組み試合が行なわれた。中でも各団体から一人ずつが集まり結成された「統一チーム」が注目の的に。2部では焼肉モイムが行なわれ、参加者たちは七輪を囲み、焼肉とお酒を味わった。時間が経つにつれ人の輪がつながり、一同は絆を深めた。参加者たちの「普段の生活では出会えない人たちと交流できたのが魅力でした」(李貴馨さん)、「むちゃくちゃ面白い! 僕たちが正しい歴史認識を持った上で参加すれば、青年同士は共感出来るし理解しあえると実感した」(國塩聖和さん)という声からもわかるように、意義深い一日となったのだった。
 2003年から朝青岡山が主催してきた「ダイアローグ」は今回で通算5度目。ミニサッカー大会の他にもしゃべり場を設けたり、お寺を貸し切ってライブを行なったりと様々な形式で催されてきた。6.15共同宣言発表後の全民族的な統一の流れに沿って、朝青岡山でも南朝鮮留学生や友好的な日本人とともに楽しめる場を作り、祖国統一に貢献する目的で行なわれている「ダイアローグ」。今では大切な朝青岡山の恒例行事の一つだ。

「ダイアローグ」を催すにあたり朝青、留学同、民団青年会、日本人の代表で事務局が作られている。事務局の一人、川端浩平(岡山吉備国際大学・非常勤講師)さんは「日本人にとっても在日コリアンにとっても大切な場だと思います。彼らを知ることで、私たちも自分の立場を考えるようになります」と話す。民団青年会・李宝彰会長は「自分たちも主体的に統一に関わっていこうと考え企画しました。『ダイアローグ』を通じて同胞、日本人問わず新しいつながりが増えました。多文化共生を支持する人たちに、どんどん参加してほしい」と話す。事務局を支えるために「ダイアローグ」の準備や裏方は朝青岡山が務めているそうだ。


 朝青岡山はダイアローグを「楽しい交流の場」以上のものにするために、朝青員たちの自覚を高める準備を行なった。それが事前に行なわれた「セセデ講演会」である。ここでは普段はなかなか知りえない統一情勢の現状をメインに、祖国統一についての考えを深めた。講義は総聯中央統一運動局から講師を招き、写真を通じて分かりやすく行なった。さらに「総聯、民団5.17共同声明」が発表されるまでの経緯なども学んだ。講演会に参加した辛哲宇さん(18歳)は「事前の講義を聞いていなかったら、このイベントの大切さに気付かなかったと思います。事前に学んだ事で、いろんな人と交流したいというはっきりした目的が出来ました」と言う。留学同の黄英世さん(18歳)も「朝高時代とは違い日本の大学にいては、現在の祖国について情報が得られません。講義を聴いて久しぶりに、祖国と同胞社会のことをわかった気がしました」と感想を述べる。
 このように朝青岡山が事前に意識を高めることには大切な理由がある。それは「ダイアローグ」を全朝青員主体の対外事業と捉えていることだ。以前まで朝青の対外事業は、限られた代表や一部の人たちで行なわれる事が多くなっていた。しかし朝青岡山では朝青員全員が6.15世代の主人公と自覚するためには、自分たちの中だけで活動するのではなく、特に対外事業を通じて裾野を広げることが求められた。そのためには「朝青の立場」が全員にしっかりと認識されていなければ成果が少ない。事前の講演会は重要なキーとなったのだ。

 朝青岡山では対外事業として「ダイアローグ」だけではなく、月に1度「茶話会」という定例会も行なっている。ここでは一つの議題(例えば『パッチギ』の上演や朝鮮学校問題)をもって、日本人や南朝鮮留学生たちと討論や交流をしている。今後はニューカマーや中国系の人たちへと交流の場を広げたいとか。
 しっかりとした立場を学び実践する朝青岡山の対外事業が、統一運動の先駆けとなっていくことを期待したい。





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