GOGO朝青 セーシデウリムデ【2006.5】

朝青大阪・西支部・西淀川支部 児童とふれあうことで愛校心が深まり、活動が受け継がれる


 3万人の同胞青年をネットワークする団体として様々な活動を展開している朝青。朝青大阪は今年、中等教育実施60年に際し多くの朝鮮学校卒業生や朝青員の力でこれを輝かせることに尽力している。その先駆け的存在が朝青西支部、西淀川支部による大阪福島朝鮮初級学校への愛校活動「ランランランフェスタ」だ。
 愛校活動といえばイベントをチャリティー形式で行ない収益金を寄付したり、1口○千円運動など形式をよく見かけるが、このフェスタは「朝青員が児童と直接ふれあう」という新しい愛校活動のスタイルを創った。
 ともに非専任支部である西支部、西淀川支部が初めてランランランフェスタを開催したは2004年4月。張剛福西淀川支部文化部長は「母校の生徒数が減っていくのを目の当たりにしながら、卒業生として何かできないだろうかと思いました」と当時の思いを振り返る。元々運動会や学芸会などの学校行事があれば朝青員がすすんで手伝うという美風があったこの地域。朝青支部はそんな特性を活かし、卒業生の愛校心に呼びかける活動を行ない同胞青年たちを集めようと考えた。
 準備はフェスタからさかのぼること1カ月前から取りかかった。まず、各支部副委員長、同校の少年団指導員の3名で実行委員会を設け、朝青側、学校側それぞれの現状や要求にそって企画をたてた。企画は幼稚園児まで含む全校生と朝青員の運動会と焼肉モイム、朝青員による学校機材の寄贈。次に各支部常任委員ら8名ほどで事務局をつくり、企画部、宣伝部、動員活動部の3部門を設け、どちらかの支部事務所に集まり活動した。企画部では企画をさらに具体化し、競技種目や準備するもの、当日の人の配置など企画の細部を詰めていった。宣伝部ではイベントの宣伝とともに朝青の思いも伝えたいと、チラシやお手製の招待状を作成した。そのアイテムを手にして動員部が家々を訪ねて行く。動員は同級生ラインで行なうのがコツだ。ある同盟員は動員だけでは足りないと自ら「プチ同窓会」を催し賛助金を集めたという。フェスタが近づくにつれ、これらの活動はほぼ毎日行なわれた。
 かくして当日、運動競技と焼肉モイムの内容でフェスタが始まった。運動場は幼稚園児から小学6年生までの児童と集まった朝青員、児童の父母たちでごった返し、特に児童と朝青員の組別対抗競技は大盛り上がりを見せた。終わりに寄贈したベルタイマーも大変喜ばれ、好評をえたフェスタは次回も行なうことに。
 翌年の2005年7月2日、2度目のフェスタは参加者も倍の人数に増し、児童とともにゲームや校内掃除、ホームルームに参加するなど、朝青員たちは児童たちとより近い関係を築いた。たった2度のフェスタが児童らにどれだけ印象づけたかは、これが学校年間行事に組み込まれていることを見れば一目瞭然だ。

「児童たちはフェスタを通じて『チョチョン』を知りました。いまでは自分たちのために活動してくれる朝青員に感謝し、親しみを込め『チョチョンソンセンニム(朝青先生)』と呼んでいます」と禹相秀少年団指導員は話す。喜んだのは児童だけではない。教育会の理事や父母たちも朝青員の姿に大きな力を得たという。康浩奉校長は「このような活動は私たちが若い頃には思いつかなかった。朝青員の姿を見て民族の代が受け継がれていることを実感した」と話す。当事者である朝青員自身も、児童と直接ふれ合うことで母校への思いを再認識した。姜鉉基西淀川支部総務部長は、「祖父が建ててくれたハッキョ(学校)があるから自分たちがいる。だからこの先もずっとウリハッキョ(母校)を守っていきたい」と話し、洪京華さんは「民族の代を受け継ぐ活動として、フェスタをずっと続けていきたい」という。また全信基西支部副委員長は「長い目でみるとこの活動や思いは、子供たちが朝青になったときループされる。これが代を継ぐということなんだと思う」と語る。

 ランランランフェスタはその名どおり、同胞青年たちが地域同胞社会と母校を誇り(チャラン)、民族の代を受け継ぎ守る(サラン)ことでやりがい(ポラン)を感じるフェスタとなった。
 来る5月13日、第3回目となるランランランフェスタを開催する西支部、西淀川支部のメンバーたち。次はどんなイベントとなるだろうか。愛校活動の先駆け的存在の今後の活動に期待したい。







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